2012/06/03

町では○○で呼ぶのが常識!?

南三陸町とかかわりを持つようになって、ひとつ気になってたことがありました。

それは

同じ苗字の人がやたら多い

ということでした。

どの苗字がどれぐらい多いのかを調べるために

同姓同名探しと名前ランキング」というウェブサイトを使ってみました

これは、電話帳の掲載件数をもとに、該当する人数を探し出すものです。

このサイトでも断りがありますが一般に世帯主が掲載されるゆえ、女性の名前や今どきの珍しい名前などはあまり該当しない点、実際の人口の数を表しているわけではなく、ましてや、昨今は電話帳に登録する方自体も減っている。

それでも、大まかなパーセンテージは変わらないでしょう

ということで、南三陸町の名字ランキング上位20は以下の通り

1位 佐藤 673
2位 阿部 484
3位 三浦 266
4位 高橋 254
5位 及川 234
5位 山内 234
7位 千葉 228
8位 菅原 179
9位 佐々木178
10位 渡辺 132
11位 遠藤 131
12位 西城 115
13位 小野寺 80
14位 後藤  78
15位 小山  76
16位 須藤  73
17位 首藤  60
18位 芳賀  53
19位 鈴木  50
20位 畠山  45

南三陸町の推計人口は2012年4月現在で約15,000。上位20だけ計算しても3600世帯ちょっと。
そうなると

「南三陸町の佐藤さん」

と言われても、誰のことだかわからない。
佐藤さん町内に多すぎてピンとこない。

佐良スタジオ・佐藤信一さん

は有名ですが、地元では何百人と佐藤さんがいるわけで大変。

2位の阿部さんもそう。
阿部さんとだけ言われても

どこの阿部さんやねん!!!

って、実に困る。有名どころをピックアップしても

入谷公民館・阿部忠義館長

阿部茶舗・阿部忠彦さん


南三陸町観光協会「みなみな屋」阿部英恵さん(左から2人目)


3位の三浦さんも

さかなのみうらの三浦保志社長、パティスリーくりこの三浦宮倫子さん、隣町の登米市観光物産協会には三浦信一事務局長もいらっしゃる。

8位の菅原さんも何気に多い。

志津川の電気屋さん・遊電館志津川店さん、入谷のそば処すがわらさん、みなみな屋の店長も菅原きえさん(さっきの写真の阿部さんの隣)…。

極めつけは16位と17位の須藤さんと首藤さん


すどうさん?すとうさん?しゅどうさん?しゅとうさん?・・・あ゛あ゛~~まぎらわし×◎△■※☆◇q〒XG$NeUЯVmT¥YV♪FxB♂hV*GJ@Hj


・・・って頭の中がぐちゃぐちゃになる前に。


そこで、今日の「小ツボ」覚えてください。


町内はファーストネームで呼ぶのが常識!
しかも年上にちゃん付けも有り得る。



というのも、町内の一つの地区で、ある特定の苗字が大多数を占めている場所もあって、なおかつ全員が親戚や身内でもないというケースもあるため、「南三陸町の○○(苗字)さん」とだけいきなり言われても困るケースが非常に多いのだとか。

とはいえ、初対面でいきなりファーストネームで呼ぶわけにはいきませんから、せめてフルネームでお呼びしてはいかがでしょうか。

町の皆さんがお互い下の名前で呼び合っているのは、仲が良い場合もあるにせよ、そういう町の事情があることは覚えておいて損はないでしょう。


あと、お店を経営されている場合ですと屋号や店の名前のほうが手っ取り早いでしょう。

「さかなのみうら」さん「パティスリーくりこ」さんみたく。

タクシーや郵便物でも


おらほさきてけさいんのところ


って言ったほうが通じると思う(注:歌津半島のニュー泊崎荘さん)


南三陸町での地元のルール、是非覚えて下さいね。


南三陸の小ツボ 今回のポイント!!

*特定の苗字が多く、苗字だけで呼ばれても誰のことを言っているのかわからないケースがある。
*町内ではファーストネームで呼ぶのが慣例。年上へのちゃんづけも珍しくない。
*屋号やお店の名前で呼ぶのも効果的。

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